「はじめてのスカイプ朗読」のために

仲間 第1話 縁(えにし)(朗読:じゅんか、小桜)

第91回放送(2008年3月13日放送)から

志村貴之作 仲間 第1話 縁(えにし) 

朗読:じゅんか、小桜

*この作品には著作権が存在します。インターネット上または公の場で本作品を朗読される際は志村貴之(shimura@dream.big.or.jp)まで事前にご連絡願います。

この作品はスカイプ朗読研究会に参加したメンバーで「多人数朗読が初めて」の方や「スカイプに慣れていない」方を対象に私たちが実践しているスカイプ朗読について体験・練習してもらう目的で、読み手の性別に関係なく読めるよう志村さんが既存の作品(私と彼 第3話・縁)をリメイクされたものです。

スカイプ朗読はスカイプで通話できる方が自分のほかにもう1人いれば、すぐできます。

朗読作品は何でもいいと思います。作品探しでお困りでしたらこの作品で試してみてはいかがでしょうか。練習用の作品をそのまま掲載しておきます。

スカイプ朗読の楽しさに少しでもふれていただければ幸いです。

*志村貴之 仲間 第1話 縁*

 ・「私」を「僕」、「あなた」を「君」と、朗読してもいいでしょう。
 ・「語尾」は、朗読しやすいように、変更してください。
 ・「アドリブ」もOKです。
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<<Aさん(かBさん)が、タイトルを朗読してください>>
 志村貴之作 「仲間」 第1話 縁(えにし)
 を、○○(Aさん役)と○○(Bさん役)が、朗読します。

  ***

A「私たちって、不思議な『縁(えん)』だよね」
B「ふふ。……不思議な『縁(えん)』ねえ。
  ……むしろ、もの凄い『縁(えにし)』だろうねえ」
A「え?……『もの凄い』の?」
B「うん。
  『袖振り合う(そでふりあう)もたしょうの縁(えん)』と言う
  言葉があるでしょう」
A「うん。……それ、知っている!
  それって、
  『袖がふれても、ちょっとは縁(えん)』があるんだから、……
  という意味でしょう?」
B「うん。……そう思っている人は多いよね」
A「え?違うの?」
B「うん。……違うんだ。
  『たしょう』って、
  『多い、少ない』と書く『多少』じゃないんだ。
  『たしょう』ってね、
  『多く生まれる』と書く『多生』なんだよ」
A「え?……『多く生まれる』って?」
B「人は、輪廻転生(りんねてんしよう)していてね、
  何度も何度も、過去世(かこせ)で、出会った『縁(えん)』だよっ
  という意味で、
  『袖がふれても、深い縁(えん)』なんだよっ
  という意味なんだ」
A「へー、そうなんだ。『深い縁(えん)』なんだ」
B「うん。
  『袖がふれても、深い縁(えん)』なんだよ。
  ましてや、私たちのように、
  こんな風に、出会って、話しあっているのは、
  もの凄い『縁(えん)』になるんだ」
A「私たち、『もの凄い縁(えん)』なんだ!」
B「うん。
  でもね、本当のところは、
  『もの凄い縁(えん)』かどうかはわからないんだけどね、
  『出会い』を、もの凄く大切にしましょう……
  こう言っていると思うんだ」
A「ううーん。
  私たちの関係だったら、
  この『出会い』を、もの凄く大切にしたいけど、
  いつもいつも『出会い』を大切にするのは、
  難しいなあ」
B「うん、……難しいよね。
  私でも、難しいもの。
  ……
  特に、若い人ほど、難しいんじゃないかなぁ。
  若い人って、……ちょっと何かあると、
  すぐに『縁(えん)』を切ろうとすることが多いからね」
A「気をつけます」
B「え?……あ、そうか。
  あなたも、若い人だったねえ。
  ごめんね。
  私も、言葉に、気をつけます」

  ***

<<Aさん(かBさん)が、エンディングを朗読してください>>
 志村貴之作 「仲間」 第1話 縁(えにし)
 を、○○(Aさん役)と○○(Bさん役)が、朗読しました。

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